一心太助の天秤棒_2021年8月-96

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庁内車へのドライブレコーダーは必置

今朝の駅立ちは、9月議会の環境経済・建設常任委員会が、コロナ対策のため午前9時30分から開始されたため、質疑の準備もあり中止した。(通常は午前10時に開始)

 私は補正予算の議案の中で①職員の勤務中の交通事故の多発の原因と対策➁住宅店舗改修促進補助金の活用について質疑した。

 環境政策課の職員が運転する公用車と市民の車が衝突して、過失割合が8対2となる事故報告を巡り質疑をした。

公務中の交通事故は、全庁で平成28年30件、29年25件、30年25件、令和元年39件、令和2年26件と毎月2件以上の事故が発生している。

これまでも事故は多発していたが特にコロナ禍の対応で業務が激増し、更にこの間の職員配置の削減により現場に過剰な負荷がかかり、勢い体調不良や注意散漫が原因ではないのか、と。

 また、ドライブレコーダーが庁内車への一部にしか装備がされておらず、今回の事故車には搭載されていなかった。 すでに市民や企業ではドライブレコーダーは、標準装備になろうとする状況にも拘わらず、答弁はあまり前向きではなかった。勿論財政問題はあるのだが、命にかかわる事故も想定されるのだから、映像による検証は必置であり強く今後全庁内車への装備を求めた。 また、職員の増員が長期的な解決策であることも自明なのだが、行財政改革の名のもとに公務員の削減計画を政府が自治体に強制し、また公務員パッシングが公然と流布している状況を変える事も問われている。

 次に住宅店舗改修促進補助金は、市民の住宅や店舗の改修費の一部に対する補助金で、令和2年度は申請件数が1194件で、抽選で123件を対象に1194万円が交付された。全体の工事費は1億6000万円余となっている。質疑の中で私の視点は、①住宅のリフォーム工事では、断熱材やガラスの二重サッシ等地球環境問題への対策としての再エネや省エネを促進することになる。また高額で購入した住宅の価値が40年程度で激減する日本の住宅事情からヨーロッパの様に資産価値を高めて行く契機となる➁越谷市の第5次総合振興計画の主要課題にはすべてSDGsが標榜されており、この理念の具現化に結び付く③市内の地元業者へ工事が発注されることから、補助金を含む工事費が、域内に循環することから循環型のこれからの町づくりに貢献する、と強調した。

詳しくは、越谷市議会ホームページの動画でhttps://koshigaya.gijiroku.com/g07_Video2_View.asp?SrchID=961      (9月22日・水曜日)

 零細企業を追い詰めるインボイス導入には反対を表明

 今朝の駅立ちは、9月議会最終日で市民請願「消費税増税に伴うインボイス制度に反対の意見書」に対して賛成討論の準備のため中止した。今回もほぼ徹夜状態で議場に向かった。 現在消費税は10%と8%の複数税率(軽減税率)となっており、売り上げが1000万円以下の零細業者に対しても、インボイス制度を適用して、納税登録業者と認定することで適格な税収としていく事を目的に、本年10月1日から登録が始まるものだ。 消費税が導入されて30数年が経過しており、こまで消費税の納税措置では、全ての事業者に帳簿方式を適用してきており、しかも年間売り上げが1000万円以下の零細業者には言わば簡易計算による納税がなされて来た経緯があった。 ところが、税金の正確な捕捉と納税のため益税の発生を防ぐ目的で、税府は帳簿方式からインボイス方式に転換する法律を成立させた。 しかし、帳簿方式でさえ、小さな商売を営む個人商店では帳簿への記帳等に多くの労力を要しており、更に今回の制度の導入で商売が立ち行かなる事も想定されている。またコロナ禍による倒産、廃業が続出している状態の直面する最中に。 対象となる業者はシルバー人材センターやヤクルトレディ、ひとり親方、年収100万円から200万円のイラストレイターなど。更に107万戸の販売農家の中で、1000万円以下の免税農家はその9割の94、5万戸であり、ここにも大きな影響を受ける。

 現在の簡易課税制度選択適用者は、全納税者の40%を占めているが、約120万人いて、売り上げが年間5000万円以下だが、これらの納税者もインボイス制度の導入で無意味になる可能性がある。このため全国的に導入反対や延期を求める声が広範に沸き起こり、日本商工会議所 全国中小企業団体中央会、全国青色申告会総連合、日本税理士連合会 公益法人会 中小企業家同友会 全建総連 全国青年税理士連盟 東京税理士会等が反対を表明している。

請願はこの様な制度の導入に反対する意見書を政府に提出して欲しいと言うものだったが、採決の結果、賛成は立憲民主党、共産党と私で、反対は自民党、公明党、維新、刷新クラブ等で不採択となった。

賛成討論の締めくくりで「議場におられる議員の皆さんは、会派や党派の違いはあっても全員この様な市民の日々の息使いに敏感に反応し、市民福祉の向上のため日夜取り組んでおられるのですから、政治的立場や見解の違いを乗り越えて頂き、影響を大きくうける中小、零細企業が今後立ち行かなくなる現実に向き合って頂く事を切にお願いするものです。」と。(9月29日・水曜日)

賛成討論の動画配信中(約20分程度)

市長選挙に向けて公開討論会を開催

今朝は、夜来から雨が降り続け駅立ちは中止した。この日の夜は、10月31日投票の越谷市長選挙に向けて、私が代表をしている埼玉政経セミナーが主催する「市長えらぶの、ひよってる奴いる?」市民が設定する越谷市長選挙の争点と題して、オンラインによる討論会を開催した。

ゲストスピーカーとして福田あきら氏に参加して頂き、市議や市民パネラー3人を含めコロナ禍をどう受け止め、市民にどの様な選択肢を示せるのか活発な論議となった。(福田あきら氏は、その後の市長選挙で当選した)

また、10月3日には、春日部市長選挙向けて「春日部市長選予定候補者 公開討論会市長えらぶの、ひよってる奴いる?」を越谷市に続き連続開催した。

 当日は、市長選挙立候補予定者4人全員が参加して①コロナ禍の中でいのちとくらしの問題➁地球温暖化問題を自治体レベルでどう対応して行くのか③人口減少をどう受け止め、対応して行くのか④リーダーとはどの様な存在のか、に関して参加した市民も交え対話集会となった。会場となった春日部市民センターには50人を超える市民が参加し、オンラインで70名を超える参加者となった。その後当日の動画配信では、1000名近いアクセスがあり関心の高さを示した。(10月1日・金曜日)

夜の駅立ち、途中の列車事故を挟んで

今朝の駅立ちは、大袋駅東口で何時もの様に午前6時前から市政レポートの配布を開始した。

10月31日の越谷市長選挙に向けて市長選挙特集号の「一心太助 幕政に物申す」の3回シリーズの第一弾を配布した。この日は、更に午後5時30分からせんげん台駅東口で駅立ちを始め、午前0時過ぎまで実施した。次々と階段を下りて来る市民から、えー夜もやっているの、あー市長選挙ね、ご苦労様と話し掛けて頂いた。ところが、午後7時頃から降りて来る市民が極端に少なくなったため、改札を見に行ったら、何と人心事故のため電車が運休。ただ午後8時過ぎには回復したため、駅立ちは午前0時過ぎまで実施した。    (10月4日・月曜日)