2013.9.8「チーム白川」事務局
第119回タウンミーティング報告
★ 今回のタウンミーティングのテーマ
①9月議会にどのように臨むか(現市長の任期最後の提出議案の事前検討)②「統一ローカルマニフェスト2011」(以下2011と称す)の2年目検証結果から市長選の争点に取り組むためにやるべきこと の2点がテーマ。
★ 9月議会 市長提出議案の事前検討:白川議員
・市長・副市長、職員の給与減額に関する条例制定について。なぜ公務員の給与を今頃急に下げるのか。何が問題なのか?3.11の復興支援のため国家公務員の給与が減額されているが、それに連動して地方公務員の給与の減額の要請(総額4億5千万円)。2000年地方分権一括法によって国からの要請は通達から通知(技術的助言)に変更されたが、これに応じなければ地方交付税4億5千万円を減らされるので、自治体は半強制的に減額に応じざるを得ない。越谷市も9月1日から施行すべく議案が提出される。
・欠員だった監査委員について。正副議長会派以外からの選出案で議長決定され、辻(民主)、佐々木(清流)の2議員が本会議に提出される。
・大袋駅舎建設完成が通路の崩落事故調査の関係で来年3月31日に完成延期となった。
・本庁舎が毎月第3日曜日に開庁され市民課で扱う業務が利用できるようになる。
★ 市長選の争点にどのように取り組むか:参加者の報告と討議
・7月28日に行われた「2011検証大会」の報告が3つのプロジェクトチームから行われた。『新しいしくみチーム』:議会における賛否の公開、特別委員会のライブ中継、正副議長選の更なる公開、市議会主催の市政報告会、議会への市民参加の促進、自治基本条例-常設型住民投票制度、議員定数の検討。『新しい公共チーム』:事業仕分けの実施、地域交付金制度の創出。『新しい豊かさチーム』:市立病院の財政健全化、産業支援、人・物・通貨・ゴミ・エネルギー・交通などの循環型地域を目指す。3チームからABCの3段階評価を付けて報告された。
★ 主な討議とまとめ
・市議会の主催の市政報告会について 何のために市政報告会をする必要があるのか。
議会の議案決定内容を報告する義務からなのか。2元代表制の一方の柱である議会が広く市民の意見を吸収し、政策化していく、とする公聴機能の役割を果たすために行うのか(市長は既に13地区報告会で行っている)。報告機能と公聴機能を担保し、市民が政策決定に参加できる公共空間を作っていく役割を果たすことが必要である、との意見が出された。
・地方交付税について 現在の制度は自治体の赤字を国が補填するものであるため、財政面で「がんばった自治体」が損をし、越谷の地域交付金制度と同じく、地域の活力を活かせていない。懸案の第3庁舎建設の財源(約20億円)も高橋市長は地方交付金で賄うので市民に金額負担はないと発言されている。中核市移行のメリット・デメリット、第3庁舎・本庁舎整備の問題、行財政改革について、9月27日「市長選挙マニフェストを語る市民の集い」(政経セミナー運営委員会主催)に高橋市長をパネリストとして迎え、市長選直前の現職市長の考え方について意見交換の場を設定した。ローカルマニフェスト2011の各検証チームの積み重ねと共に、越谷のまちづくりの課題や解決方法について、是非参加して討議しようと提案がなされた。