一心太助の天秤棒_2017年3月-18

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よそ者は追い出してしまえ、保護主義のために
今朝の駅立ちは、午前6時から新越谷駅東口で開始した。直ぐに60代後半の男性で、缶ビールを片手にいきなり話しかけて来た。
グローバリズムは、小泉政権から進められて来ていてユニクロもシマムラも自然を破壊している。これからは地場企業が中心の時代だ。全て保護主義で行くべきだ。
そのために、よそ者は追い出すべきだ。そんな事が分からない政治家は辞めてしまえ、と捨て台詞とともに立ち去っていった。
トランプ大統領の保護主義と排外主義に触発されている。権力者の言動は、こんな不見識な市民に位置を与えている。グローバリズムが、市民の意識に確実に影響している。
午前7時30分レッズ応援団の男性6人が、大きな声で、通勤客に向かって明日開催されるレッズ戦への参加を呼びかけ始めた。
当然私の議会報告のスピーカーの音とだぶってしまったので、通勤客は朝から少しうるさかったかもしれない。
更に住宅情報紙の配布を女性3人が始めた。この駅は市内では、最も乗降客が多く一日中賑やかだが、今日月曜日は朝から更に賑やかな事になった。
(2月27日)

10年かかった市政レポートの手渡し
今朝の駅立ちは、せんげん台駅西口で実施した。
午前5時15分に駅に到着し、街宣用具の設置と、駅前のゴミや吸い殻の清掃の後、市政レポートの配布を開始した。
直ぐにこの時間に通勤する白人男性から、手を上げて挨拶をしてもらった。
この男性とは3年位前から駅で出くわしていたが、当初はこちらが挨拶をしても無反応だった。(在住の外国人は、あいさつを殆どしないのが通例)
しかし、半年前から小さな声で会釈の状態から、今回の手を上げてのリアクションとなった。
なんだか嬉しい気分でいたら、今度はいつもこの時間に出会う、大きな買い物籠の30代の男性から、市政レポートへ手を出して頂いた。挨拶は毎回していた。(恐らく店の仕込みのため生鮮の材料を築地等の朝市場で買い出しに毎日出来かけているのではないか)
実は、毎回笑顔で挨拶をするだけで会話をしておらず、10年以上が経過している。
だからこそ初めて、市政レポートを求められて、嬉しさが込み上げてきた。
たかが、たった1枚の市政レポートのことで、配布した約250枚の内の一枚にしか過ぎないが、私にとっては大きな意味を持っている。
更に午前6時過ぎ旧知の佐賀銀行員の方から、1000円のカンパを頂いた。
先の夜駅立ちの時カンパ箱を設置していなかったため、カンパが出来なかったが意思を持って頂いていた。
次々に起こる市民の反応に日々の仔細なことでも時代や社会を感じることが出来る。
一方こんな反応も。午前8時過ぎ、60代後半の男性が、市政レポートを指さしてこれは、なんだ、と聞いて来た。
市議会の報告です、と返答。するとけげんそうな表情で、選挙じゃーねーのか?と聞くので、違います、と返答したら勿論受け取りもせず直ぐにいなくなった。
選挙以外の日常活動は想像がつかないのだろう。選挙の時しか意識されない議員の存在とは何なのだろうか。
(3月13日)

継続された駅立ちは、様々な新たな出会いを生んでいる
昨日は、越谷市内15の中学生が一斉に卒業式を開催し、私は地元の北陽中に、議長代理で出席した。
体育館での式典では、議長の祝辞を代読する役割だ。
極寒の冬に戻った様な、寒さの中で挙行された。午前8時30分玄関での受け付けの時、在校生のPTAの母親の一人は、駅立ちで良く合う方だった。
挨拶をしたら、駅でお会いする時挨拶をしよう、と思うんですがと、母親。えー挨拶をして頂けば、朝から元気が出ますから、とお願いした。式典は、午前9時50分から開始されたが予定された、午前10時50分を大幅に延長して終了した。
北陽中学校は、全校生徒の合唱で有名だが、在校生と110名の卒業生の送り送られる合唱。
毎年北陽中学校の卒業式では、合唱しながら涙する生徒が続出する。
今回も同様だが指揮棒をふった女生徒は、指揮棒をし、自ら歌っている途中から感極まって目頭を時々押さえていた。
冷え切った身体のまま式典が終わり暖かい控え室に戻って来たら、70歳の元タクシー運転手で、地元自治会役員の男性から話し掛けられた。現役の時は、越谷駅で朝から客待ちをしていた話から始まった。
当時良く駅立ちを見ていたが、今でも続けているのですか、と。はい、もう14年になりますが、継続しています、と返事をした。
受け付けの母親や、この男性のように駅ではない場所での出会いに、卒業生への祝福と共に、繋がりの深さに、厳寒を忘れた一日だった。
(3月16日)

労基法違反が公然で行われている
昨朝の駅立ちは、大袋駅西口で午前6時から開始した。午前7時過ぎ馴染みの60代の女性から、何時も頂く暖かな缶コーヒーとチョコレートをまた頂いた。
忙しい中、相談があるのですが時間いいでしょうか、とおずおずと話しかけられた。
いいですよ、何でしょうか、と応じた。
(話している最中でも旧知の市民は、手を出して頂き市政レポートを次々に受け取っていく)
吉川市の工業団地にある会社に3年前から、勤務していたが、先週経営者から、3月20日までにロッカーの私物を整理して退職するように言い渡された、と。
解雇の理由は、他の従業員と比べ仕事の覚えが悪く、これ以上は上達が見込めないから、と。
そこで職安に相談したら、労基法違反だと助言されたが、揉めてしまうと弁護士など知らないので不安だとのこと、だった。
解雇をする場合は、経営者は最低1か月前に解雇理由とともに通知をしなければならない。
もし、一か月後でなく直ちに解雇したい場合は、一か月分の給与を支払う必要があるはずです、と返事をした。(正当な理由が前提だが)
すると、これから職安に出かけるので、良く相談してみます、と改札に向かわれた。
非正規雇用やブラック企業や残業時間100時間以内の容認など、ますます労働環境は悪化の一途の状態になっている。
一方ワークライフバランスを始め、女性や高齢者の働き方革命など喧伝されているが、全ての労働者に対して、まず労働基準法の厳格な適用を政府が責任を持って進めることが最優先されるべきだ。
この日の夜、私が会員である中小企業家同友会東部地区の3月例会で「越谷イチゴ農園ブランド化に学ぶ」をテーマに越谷市環境経済部長を講師に、越谷市中央市民会館で開催された。
講演の後、参加者は5,6人でテーブル毎にグループ討論を行うのだが、その座長と初めて会ったので名刺交換をした。するとその座長さんが、私の名刺のインカム姿の顔写真を見ながら、一年前まで大袋駅から南越谷駅を利用して通勤していたが、その時の駅頭の議員さんですね、思い出しました、と話された。
講演終了後、越谷駅近くの中華料理店での懇親会を終えて、午後10時30分頃歩いて駅に向かっていたら、朝駅立ちで午前7時過ぎに毎回差し入れを頂く帰宅途中の50代のサラリーマンとばったり出会った。毎日この時間の帰宅になるとの話だったが、長時間労働に少し驚いてしまった。        (3月16日)