メルマガ♯がんばろう、日本!         №310(24.6.3)



Index 

□ 政治不信・財政ポピュリズムを超えて

~〝いのちとくらし〟の当事者性と私たちの政治責任

 ●政治不信を超えて 私たちの政治責任

《字数の関係で、以下は略》

●政治不信に乗っかった改革―財政ポピュリズムを超えて

□ STOP GENOCIDE in GAZA!

□ 第220回 東京・囲む会 「財政ポピュリズムとは何か~維新財政の分析から」

□ 話題の映画 「関心領域」

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政治不信・財政ポピュリズムを超えて

~〝いのちとくらし〟の当事者性と私たちの政治責任

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【政治不信を超えて 私たちの政治責任】

「能登を見ず、水俣を聞かず、裏金を語らず」(寝屋川・一笑懸命)

しんぶん赤旗の読者欄に掲載された「現代の三猿」と題する風刺。岸田政権の不支持率がなぜ高いかを、端的に表している。

4月の補欠選挙で自民党は2選挙区で立候補を見送り、総力を結集した保守王国・島根1区でも議席を失った。3選挙区とも議席を得たのは立憲民主党(野党共闘)。各種の世論調査では次の衆院選挙後の政権について、自公政権継続と政権交代が拮抗、媒体によっては政権交代が上回るようになった。

 もちろん、2009年政権交代前のような野党第一党に対する期待が高まっているわけではない。旧民主党政権が惨敗して以降、「与党にも野党にも期待できない」というあきらめと不信は岩盤化し、低投票率が常態化してきた。この政治不信の構造に、転換の兆しが見えてきているのではないか。主権者運動の役割は、こうした変化を民主主義を深化する原動力へと転化していくことだろう。

 鵜飼健史「政治責任」(岩波新書)は、政治不信は責任が取られることの期待の裏返しかもしれず、政治は(未だ)完全に脱政治化されていないとして、こう述べる。「むしろ、より悪い状態は、政治不信の声が雑音でしかなくなり、政治責任の観点から公権力を判断できなくなるような、ある意味での静寂である。・・・このとき、ある争点についての討議や意思決定、作為に関する私たちの声は聞こえなくなる」。

権威主義体制や独裁体制では、政治不信の表明すら許されない(例えば2024年ロシア大統領選挙の投票率は2018年を上回った)。一方で、選挙が政権の正当化に用いられるという構造は、権威主義も民主主義も形式上は変わらない。そして、使途が全く明らかにされない数十億円の政策活動費や官邸の機密費(選挙に使われたとの証言もある)、長年はびこってきた裏金は、私たちの民主主義の正統性を間違いなく蝕んでいる。その先にあるのは、政治不信が雑音でしかなくなり、「能登を見ず、水俣を聞かず、裏金を語らず」という〝静寂〟ではないか。

そうはさせない、という私たちの意思を示すときではないのか。

5月14日の衆議院政治倫理審査会(政倫審)は全会一致で、裏金事件に関連した自民党議員44名の審査を議決した。4月の補選で立憲が3議席増えた結果、野党の委員が審査に必要な数に達したためだ。しかし44名は全員「弁明の意思はない」と拒否。まさに政治不信の声は「雑音」にされている。

ここで問われるのは、この現状に対する「私たちの」政治責任だ。

「今回の裏金問題については、悪いことをした政治家を処罰するということはもちろんあり得ます。ただ、それは法的な責任、場合によっては道義的な責任、あるいは自民党内部の責任として問われることであって、むしろこの事件を受けて国民がどういう責任を取っていくのか、という流れを作っていくことのほうが、意味のある議論になるのではないかと考えています。

 一部には「こういう政治家を選んできた私たち有権者にも責任がある」という声が出ているようです。その際に考えたいのは、「これまで自民党に投票してきた責任を問う」ということではなく、今回の事件を受けたうえで「次はどうしますか」ということが問いかけられている、ということです。責任ということが過去に向かうのではなく、未来の選択をどう考えるのか、というところで考えてもらいたいと思います」(鵜飼先生コメント 540号)。

4月の補選で、東京15区の投票率は、2023年12月の江東区長選挙(自公都ファ推薦候補が当選)より1.5ポイント上回った。不祥事が続いた自民党が候補者擁立を見送ったなかでの投票率アップは、無党派層ないしは「政治不信」層の投票行動によるものと思われる。その結果、酒井候補(立憲)は区長選よりも約1万5000票増やして当選した。

その結果が先の政倫審であり、それに対する応答が44名全員の拒否である。これに私たちがどう応えるか。私たちの未来の選択が問われている。

(「日本再生」541号 一面より)

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第220回 東京・戸田代表を囲む会 ご案内

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第220回 東京・戸田代表を囲む会【会員限定】

6月14日(金) 18時30分から21時(予定)

ゲストスピーカー 宮城大蔵・中央大学教授

「歴史的な変動期のなかの日本外交」(仮)

「がんばろう、日本!」国民協議会 市ヶ谷事務所

参加費/同人 1000円  購読会員 2000円

●オンライン配信の申し込みは下記へ。

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締め切り 6月13日 18時

6/13 18時以降に申し込みのあったアドレスにZOOMのURLをお送りします。

アドレスに誤記載があるとURLを送れません。申し込みの際には、アドレスの確認をお願いします。

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話題の映画 「関心領域」

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マーティン・エイミスの同名小説を、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』で映画ファンを唸らせた英国の鬼才ジョナサン・グレイザー監督が映画化。スクリーンに映し出されるのは、どこにでもある穏やかな日常。しかし、壁ひとつ隔てたアウシュビッツ収容所の存在が、音、建物からあがる煙、家族の交わすなにげない会話や視線、そして気配から着実に伝わってくる。その時に観客が感じるのは恐怖か、不安か、それとも無関心か? 壁を隔てたふたつの世界にどんな違いがあるのか?平和に暮らす家族と彼らにはどんな違いがあるのか?そして、あなたと彼らの違いは?

映画『関心領域 The Zone of Interest』オフィシャルサイト 2024年全国公開 (happinet-phantom.com) <https://happinet-phantom.com/thezoneofinterest/>

5/24より各地で上映中。

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