PDFファイル⇒19年2月天秤棒No59
正月なのに、その気分にひたれない
2019年(平成31年)の元旦、2日、3日の3日間、新年街頭市政報告会を本年も開催したが、当選以来4期15年毎年取り組んでおり、今回で14回目となった。
例年、越谷市の新年元旦マラソン大会が、元旦午前9時20分から越谷市総合体育館で開会式が開催され、これに参加して午後からの街頭活動を始めている。
今回も市内一円で実施をして、せんげん台駅東口を皮切りに3日の最終日は、新越谷東口で締め括った。
しかし、年々人出は少なくなっている様に見えるし、元旦だけは何とか正月気分の市民の様子ではあるが、それでも福袋や買い物袋を手にしている市民は殆どいない。2日目からは通常の全く普段の様子で、晴れ着や正装の市民はまずいない。
唯一元旦には駅前のパチンコ店の餅つきと女性店員の艶やかな振袖だけがやたらに目立つ風景も毎年続いている。
人出で言えば、元旦マラソン大会も昨年より200人程少なかったし、イオンレイクタウン店での初売りも少なかった様なのだが、久伊豆神社を始め、神社はどこも盛況の模様だった。
つまり、貧困と格差が更に広がり、実質賃金の低下や先行きの不安が市民の生活を直撃しているため、買い物や飲食は控えざるを得ず、その代り神だのみに気持ちが向かっているのではないか、と演説を続けながら感じた。
勿論、例年通り多くの市民の皆さんと新年のごあいさつやカンパを頂くのも新年の風景となっている。(カンパ箱に入れて頂く馴染みの市民、また若い女性からチーム白川のメンバーに対して封筒に入ったカンパを手渡された)
3日の午後からの新越谷駅東口も、昨年より人出が少ない様に感じた。その中で70代後半の高齢女性と会話となったが、年金生活の中では正月でもウキウキした気分にはなれず、2020年オリンピック大会や大阪万博までは何とかやれるけど、その後は急激に社会や経済が悪化するだろう、と話された。
その通りなので、そのために社会や地域の再生のための準備をしている、と返答した。
年金を始め社会保障全体を根本的に転換しなければ、未来はないですね、とも話したら、うなずいておられた。
更に本年は統一地方選挙、参議院選挙、埼玉県知事選挙が続くので、主権者として大きな政治の転換を可能にできますね、とも話した後、笑顔で去って行かれた。
今回もチーム白川の市民の皆さんが元旦から、市政レポートの配布やマイクでの演説等に一緒に取り組んで頂いているが、特に昨年11月の市議挙をトップで4期目の当選を果たされた山中啓之松戸市議と、同じく初当選された中西香澄松戸市議にこの日参加頂いた。
マイクでの演説は勿論、市政レポートの配布など自分の選挙の様に熱心に取り組んで頂いた。終了後近くの喫茶店での反省会で、チーム白川のメンバーから例年より市政レポートの配布枚数が増えたのは、お二人の行動の貢献ですね、との声が上がるほどだった。
この様な持続的な活動が、選挙を非日常としない風景に変えて行ける、と心がけているので、1月6日開催のがんばろう日本国民協議会の第9回全国大会参加の構え方として改めて認識した、正月街宣活動だった。(1月3日)
新年早々、早朝からビール缶片手のおじさんとの会話
今朝の駅立ちは、午前6時から蒲生駅東口で開始したが、まだ薄暗く深々と冷え切った空気の中で、午前8時30分過ぎまで市政レポートの配布を実施した。
駅前には、休息のためにベンチが設置されており、時々散歩途中の市民が足を休めたり、待ち合せに利用されている。
ところが、この日中年男性がビールのロング缶を片手にぐびぐびと口に流し込みながら、ベンチに座り込んでおられた。
しかも、手持無沙汰なのだろうか、私の市政レポート配布に何度も目を走らせている。
その内、つかつかと歩み寄って来て、こんな朝早くやっているなんて、凄い、安倍よりも凄い、と話し掛けられた。
そして今の政治を変えて下さい、と“お願い”された。そうですね、あなたと一緒に変えましょう、と応答した。
すると、今後はどこ?どこ?と尋ねられた。(よく市民の方から政党はどこか、と尋ねられることが多くあるのだが、つまりどこの政党に所属しているのか、との質問だろう)
政党には入っていませんし、市議会では保守系無所属で活動しています、と答えた。
そしたら、あーそれで、無所属だから朝早くから駅頭をやっているのー、と聞かれたので、いえいえ、市議会や日常の活動を市民に報告するのは、議員の責任だと、考えているからです、と返答した。
選挙期間中でもなく、しかも午前6時の早朝から現職の市議が、市政レポートを配布する姿は、恐らくこの市民にとっては、全く想像出来ない風景であり、納得したような、しない様な顔をしておられた。
私にとっては、正に早朝の寒気の中、缶ビールを飲む状況に何故なっているのかが、むしろ興味があったのだが。
(1月8日)
高校生からの年賀状を巡って
今朝の駅立ちは、通常どおり午前7時から越谷駅西口で開始したのだが、猛烈な寒気とともに強風が吹き抜けていくため、幟等が倒れてしまう程だった。
午前8時過ぎ、馴染みの越谷技術高校年生の2年の男子生徒から、暖かいペットボトルを差し入れて頂いた。毎回の事なので例え100円だろうと高校生にとっては大切な小遣いなのだろうから、恐縮してしまう。
そして、年賀状を出したのだが、着きましたか、と尋ねられた。
はい、頂きました。ありがとうございます、と返答したが、昨年暮れに年賀状を出して良いのか、聞かれた事に関連した話だった。
(返信用の年賀状はすでに投函していたが)
(1月15日)
継続は力なり、寄せられた言葉
今朝の駅立ちは、午前6時前から大袋駅東口でスタートしたが、始めて直ぐに馴染みの中年男性から、ペットボトルを頂いた。
午前7時30分頃、旧知の女性から、小袋の2000円のカンパを笑顔で頂いた。
更に午前8時頃、馴染みの中年女性から、小袋に入った1000円のカンパを頂いた。
終了して、自宅で開封してみたら、同封されたメッセージカードに“継続は力なり。毎日続ける事って大変な事だと思います。誠実で信頼が持てます。頑張って下さい”で記述されていた。寄せられた言葉こそが力の源泉となっている。 (1月16日)
<お知らせ>
一心太助の天秤棒シリーズ“駅頭は小さなドラマの連続だ”は、すでに50号を超えお陰様で、大変好評を得ています。
そのためか、あちこちでこのシリーズを冊子にして下さい、とのご要望を頂いています。
そこで、これまでに発行したものを一冊のパンフレットにするため、印刷製版の見積もりを取ったところ、1500冊で30万円を超える費用が必要であることが分かりました。
何とかして市民の皆様のご期待に添える様に、努力をして、本年2月頃までには発行する予定です。その折にはご協力を頂けば幸いです。