一心太助の天秤棒_2017年11月-32

PDFファイル⇒17年 11月天秤棒駅頭32

夜の駅立ちにも、慣れてきた市民が多い
昨夜の夜駅立ちは、午後7時から午前0時までの5時間、せんげん台駅東口で実施。
この間衆議院、越谷市長選挙があり駅立ちは中断していたものの、夜の駅立ちも始めて3年が過ぎたせいか、夜遅くの活動に驚く市民が当初多かったのだが。
この日は慣れてきたのか、笑顔で市政レポートを受け取る市民が目立った。
また、寒いでしょうが、頑張って下さい、とペットボトルや缶コーヒー等5本も様々な市民から差し入れが続いた。
30代の女性や中年のサラリーマン、中には20代前後の男性からも頂いた。午前0時近くの到着電車からの市民でも市政レポートを受け取って行く市民がおられる。毎日こんな時間まで仕事をしている市民が多い。
長時間労働が日常化している現実がここからも見て取れる。しかも実質賃金は、この間低下しているにも拘わらず。
            (11月10日)

自己責任論を乗り越えるために
昨朝の駅立ちは、岩手県盛岡市の岩手大学で開催された“第50回公的扶助研究全国セミナー「いのち」と「くらし」を守りたい岩手で考える「人権」”に参加のため中止した。
毎年このセミナーには参加しているが、生活保護世帯は、支援が必要な市民の2割にしか過ぎない。
 つまり、生活保護の対象である所得以下で暮らしている市民が、8割もいるにもかかわらず、保護が行政窓口への申請主義であったり、保護基準の引き下げや“世間体”を極度に気にする等の理由で、格差と貧困がますます広がり続けている。(保護を受けるなら、死を選ぶ市民がいるほどに)
この背景には自己責任論が大手を振っている現状があり、この現実を変えるために学ぶ。
(11月11日)

越谷市長選挙の結果に、憤る市民
今朝の駅立ちは、通常通り午前6時から越谷駅東口で開始。
 30分後、馴染みの40代前後のサラリーマンの方から、朝の挨拶を交わした後、500円のカンパを頂いた。
 毎回同額のカンパを定期的に頂いている。
ありがとうございます。午前8時頃、旧知の高齢サラリーマンの方と選挙の話題になった。
特に越谷市長選に関して、5人に1人しか投票せず、今後4年間を現市長に任せる等、市民は一体何を考えているのか、との怒りの声だった。
 直ぐに同じ意見を、やはり中年のサラリーマンから聞いた。あんな市長が当選するなんて考えられない、と同じ様に憤っておられた。得票率15%で当選する現実。
この史上最低の投票率となった責任は、2期8年も続いた現市長の市政運営に大きな問題があると同時に、私を含む議会にも責任がある、との話をお二人にした。
その後一旦改札に向かった男性から、戻って来てパンとコーヒーを頂いた。
初めての差し入れだったが、私が駅立ち終了後に朝食を取るのを知っておられたのだろう。
当然美味しく食べさせて頂いた。   
(11月13日)

“駅頭シリーズ”への反応は上々
今朝の駅立ちは、北越谷西口で午前7時から始めた。直ぐに自転車誘導係の馴染みの高齢男性から、街宣前に掃除をする私のほうきを指さして話し掛けられた。
先の市長選挙の期間中に、同駅で街宣活動をしていた畔上候補の運動員が持っていたバッグが、ほんの少し目を離している隙に置き引きに。
以前にも置き引きが発生しているので、注意する様に教えて頂いた。
午前7時30分過ぎ、スピーカーの声が聞こえるのか、東口から馴染みの高齢サラリーマンがわざわざ歩いて来られて、がんばっておられるので、と1000円のカンパを頂いた。
更に午前8時過ぎに30代のサラリーマンから声が。
何時ものチラシはありますか、と尋ねられた。
えー“一心太助の天秤棒”ですね、と私。そうこれ面白いですよ、との返答に。どこが面白いのか話になった。
夜の駅立ちで女子高校生から缶コーヒーの差し入れがあった話や一旦市政レポートを受け取った後、戻って来ての差し入れ等、様々な市民と接触している事、が興味深いとの事だった。
普通の市民にとって市議は敷居が高いものだが、そんな関係をフラットに変えようとしている姿を感じるし、自分もその中の市民でいる事に安心感があるとの話。
そして夜の駅立ちは5時間にも及んでおり、次の日の朝も駅頭があり、体力がないと出来ない活動ですよねー、と付言された。そう体力以上に精神力が必要だ。   (11月14日)

どうせ金を貰って、自民党に入るんだろう?
今朝の駅立ちは、新越谷東口で何時も様に駅前清掃の後午前6時から開始。
午前7時過ぎ旧知の高齢サラリーマンから、また1000円のカンパを頂いた。
さっきせんげん台駅で菊地議員が、駅立ちをやっていましたよ、と話された。そうですか、菊地議員も頑張っていますから、と私。それから直ぐに。
市民団体の代表役員をされている、馴染みの高齢男性から、先般越谷駅でも見ましたが、今朝は何時からやっているのですか、と尋ねられた。
午前6時からですよ、と私。そんなに早くからやっているのですか、との驚いた様子。
これから工藤越谷市議(共産党)の一日バス旅行に参加するとの事。
へー共産党の市議さんでもバス旅行とか開催するのですか?と私。
日頃はあまりプライベートな事まで話す機会がないので旅行を機会に親しく話すのが楽しみです、と応答された。
そうですね、市議はまず市民との人間関係の上で、政策や指針を聞いたもらえるものですねー、と話した。
午前8時30分頃高齢男性が近づいて来て。
何党か、と。無所属ですと私。するといきなり怒鳴りつけられた。
どうせ当選したら、金を貰って自民党に入るんだろう、と。
何故そう思うのですか、と聞いても興奮して同じ事を繰り返す。
あなたは、私の事を何も知らないでしょう、何か知っているのですか、と聞いたが、全く反論出来ず無言で去って行かれた。
政治家に対する、日ごろの不満をぶつける友人もいないので、私をターゲットにしたのだろうか。
通常ならハイハイと黙って聞く政治家だと思ったのだろうが、私は何時もこんな場面でも対話をしようと試みる。
しかし、例外なくこちらからの会話に応じた市民はいない。行き場のない不信が渦巻いているのだろう。
政治家や官僚、企業などへの縦の不信と同時に地域や友人、同僚など横への不信も広がっている。          (11月15日)

一心太助
越谷市議会議員 白川ひでつぐ オフィシャルサイト