一心太助の天秤棒_2016年4月-8

越谷市会議員 白川 ひでつぐ
シリーズNO 8

駅頭は小さなドラマの連続だ!
(私のツィッターのつぶやきから、転載したものを含め駅前での様々な市民とのエピソード集)

PDFファイル⇒16年4月天秤棒駅頭8

小学校卒業式の議長代理での出会い
市内小学校30校が一斉に卒業式が開催される3月24日のこの日は、来賓として招待される議長は勿論、全ての市会議員がそれぞれ分担して、議長代理で祝辞の代読のため出席する。
同じ校区に複数の議員が在住している場合は年度ごとに順番を事前に調整して決めている。
当該校区に在住する議員がいない場合は、全体で当面割り当てのない議員で更に調整する。
私は桜井南小学校区の在住だが、今回は他の議員にお願いし、市議がだれも居住していない小学校の中で、一番遠い川柳小学校を希望して出席した。
どうしても新人議員を含め一般的には自身の居住区に近い学校を希望しがちなので、あえて私は、日ごろあまり付き合いの薄い居住区から一番遠い小学校を希望した。
すると、当日来賓用の控室で同席していた自治会長や地域の役員の方を殆ど知らない中、市長代理で出席していた職員から、昨日せんげん台駅西口で駅頭をしていましたね、と話し掛けられた。
また、卒業式の会場となった体育館で議長祝辞の代読を終えて、来賓一同は一列で卒業生退席ののちに後方の出口に向かって歩くのだが、保護者席に日ごろ中小企業家同友会でお世話になっている経営者が座っておられたので、お祝いを小声で申し上げた。
どんな所でも人の縁があるものだと、感じなら桜茶を頂いた。     (3月24日)

初めて知った17年間もの支援
昨日夕方、埼玉政経セミナー主催の、4月9日(土)午後6時30分、越谷市市民活動支援センターで開催する公共施設シンポジュームの街宣活動を、越谷駅で実施した。
午後6時過ぎ越谷駅での朝駅頭で、馴染みの30代半ばの女性が通りかかったので、こちらから声を掛けた。市内在住だが、他の自治体職員だった。
これまで、朝の挨拶は頻繁に交わしていたがゆっくり話すのは初めてだ。
実は最初の市議選時から期待していて、5票差で落選したのは悔しかった、それからの活動量が極めて高いので当選が続いているのですね、との話。
と言うことは、何と17年間に渡り連続した応援だ。初めての会話がこんなに深い。
(3月31日)

朝の気ぜわしい中で、見事な連携プレー
今朝の駅頭は大袋駅西口。開始して直ぐに60代の男性から、今日は暖かい、これまで寒かったでしょう、とねぎらいが。その後同じ年代の女性からも同じ言葉を頂いた。
私の体を気遣って頂いている。午前7時過ぎ私服の高校生らしき女性が盛んに携帯で話していた。
暫くすると自転車で母親が到着まで50m以上を走ってきて、この女性にメモ帳(恐らく忘れ物)を渡した。流れる様にエスカレーターの階段を駆け足で。この間僅か10秒あまり。
連携が見事だった。更にその後昨日の大袋駅東口の朝駅頭でも会った、80歳の元自治会役員の男性から声が掛かった。
昨日配布した公共施設シンポのチラシを家に帰り読んでみたが、自分は地域の福祉に関する委員をしているが、市内には500人位の市民が委員をしている。だが活動する場がない。 地域にもっと貢献できる様に、仕組や場を作る事を市に提言して、との事だった。新たな公共の担い手がここにもいた。   (3月31日)

私は、実は年寄りなのか?
昨日の朝駅頭は、北越谷駅東口で、午前6時前から開始した。直ぐに80代の馴染みの男性が自転車を引きながら、話し掛けられた。
お互い年だから(私も年寄りなのか?)しっかり風邪などひかないように気をつけましょう、と。笑顔での会話だったので、年寄りとは半分冗談のつもりだったのだろうか。(笑い)
(4月2日)

自分の頭で考え続けることの指針に
昨日の夜駅頭は、せんげん台西口で午後7時から始めた。
すぐに、中年男性から「一心太助の天秤棒」を受け取って、へー朝もやって夜もやっているの、とちょっと驚いた様な感心顔の様な対応だった。
午後7時30分ころストリートシンガーによる路上ライブのため女性シンガーがマイクやCD等の準備を始め、最後のライブ終了までの午後11時30分まで時折休憩をはさみ、都合4時間の演奏と歌声が駅前に響き続けた。
私も市政レポートを配布し続けるのだから、終始後方から音楽と歌が流れるため、心地よりBGMとなった。
曲目の中には彼女のオリジナル曲が入るなどシンガーソングライター。また私の好きな中島みゆきの歌「糸」も演奏された。
彼女の紹介チラシによれば「頑張る女性を応援したい。男性にも女性の気持ちをわかって欲しい」「日本武道館でのステージ開催のため90日間の路上ライブとCD300枚販売を目標としている」と、記されている。
目標や領域は違っているが、もしかしたら私の2500日を超える駅頭に通じるものがあるかもしれない、と思いながら彼女の歌を聴き続けた。
午後9時過ぎ、20代後半の女性から話し掛けられた。昨年11月も同じ様に夜市政レポートを受け取ってみて、興味が沸いた。
先般地域新聞に折り込まれていた自治みらいの会報を見て、白川の名前を見つけた。
強く感じたのは、これまでの政治家や政党のチラシ等は一方的に押しつけがましい。しかし白川には、それが一切ないし、自分で考える様に材料を提供しているように思える、との事だった。
私の意図を、こんなに素直に受け止めている若い女性と話せた嬉しさのまま、午前0時まで5時間のこの日の駅頭を終えた。 (4月8日)

レイクタウン駅前は、広すぎる
今朝の自治みらいの、連日の駅前市政報告会は、JRレイクタウン駅で午前7時から開始。
初めての駅での街宣活動だが、兎に角駅前広場が広く、しかも東口も西口も大きい。通勤客は思ったより多いのだが、市政レポートは渡しづらかった。初体験は強風と配りづらさの苦いものとなった。       (4月27日)

連休など無縁な、被災地熊本の子どものために。中学生の叫び
連休中日の昨日朝の駅頭は、北越谷駅東口で午前6時前から開始。夏服では寒いほど冷たい風と気温の中、市政レポートの配布枚数が通常の1割減で、大型連休の市民もいたのだろう。
 一方、馴染みの市民に今日も仕事ですか、とレポートを渡しながら聞くと何人もの市民が、カレンダー通りですと、答えて貰った。
同じフレーズが何度も返って来たが、中には中年の女性が、私に対し休みはないのですか、と聞かれたりもした。(えー。少ないですね)
午前7時30分前に栄進中学の生徒4人が2人ペアで東口と西口で熊本地震被災者への募金活動を始めた。
東口には女子生徒と男子生徒が看板と募金箱を持って通勤客に大きな声で呼びかける。
通常の学生の募金活動では、宜しくお願いします、を繰り返すのが普通だが少し違っていたので、良く聞いてみた。
「連休の中日が休みだったら7連休と思っている皆さん。熊本では普通に学校に行けない生徒が沢山います。私達は、そんな生徒を少しでも救いたい、と1週間募金活動をしています。
皆さんのワンコインで熊本を救いませんか。」
興味が俄然わいてきて活動終了後に生徒達にこちらから話し掛けた。
4人は生徒会役員で、駅での募金活動を毎日30分間続けて今日が最終日であること。呼びかけの内容はその場で即興で話しており、一人の3年生の女性徒が実行していて影響が大きい、と。そのためか何人もの市民が募金を。
震災は不幸な事態ではあるが、阪神淡路大震災、3,11東日本大震災そして今回の熊本、大分地震によって子ども達の社会への向きあい方が、より公的になっている事に驚きと新たな社会的担い手の登場に心が熱い。
また何時もの女子高生が市政レポートを受け取っていった。       (5月2日)

一心太助
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