一心太助の天秤棒2016年7月-11

駅頭は小さなドラマの連続だ!
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(当選から14年間毎日続ける駅頭は、2600回を超えた。私のツィッターのつぶやきから、転載したものを含め、駅前での様々な市民との出会いのエピソード集)

  じゃまだ じゃまだ じゃまだ !?  

 今日の朝駅頭は、北越谷東口で、午前6時から開始。
 週明けとあって次々と通勤客が駅に向かって来る。いつもの様に市政レポートの配布を続けたが、午前6時40分頃、30代のポロシャツ姿の男性が真っ直ぐ足速に歩いて来て、私に向かって「じゃまだ じゃまだ じゅまだ」と迫って来た。
 当然だが後ろに下がってスペースを空けた。
しかし、この男性は、歩道の端(店側)を歩いていて、ほんの少し(30センチほど)方向を変えれば十分歩行は可能だ。
 しかも、14年間も朝駅頭を毎日やっていると、市政レポートを受け取る市民は固定化されており、通勤客の手元に無差別に市政レポートを差し出しているわけではない。
また、出来うる限り進行を妨害しないように立つ位置や状況を判断して実施している。
 むしろ、馴染みの市民の多くは、自ら手を出して頂く市民が圧倒的であり、歩行の障害には全くなっていない。
 何故ほんの少し方向を変えて改札口に向かえないのだろうか。
 こちらがよけるまで、ぶつかる様に歩行していく姿に、僅かでも回りや相手のことを考えることすら出来ない程、気持ちに余裕がないのだろう。このような攻撃的な姿勢に、むしろこの男性の弱さを感じてしまう。
              (9月5日)
自転車置き場のルールが守れない

 昨日の夜の駅立ちは、大袋駅東口で午後7時から午前0時まで実施した。
依然として蒸し暑い中での活動だったが、午後9時頃馴染みの30代のサラリーマンが、こんな夜遅くまでやっているんですか、と笑顔であいさつを交わした。
しかし10分位して戻って来て、ペットボトルの差し入れに。キンキンに冷えたお茶の効果と共に、こんな心配りに支えられている事を実感する。(コンビニは80m以上も先にある)
この駅には、有料の自転車置き場が設置されているが、規定の自転車止めの外の通路に10台前後の自転車が駐輪されていた。中には「こどもの見守りステッカー」を貼付したママチャリもあり、持ち主は一体子どもたちに、どの様に説明するのだろうか。
もしかすると、台数には限りがあり、たまたま満車状態のため、道路に駐輪するより自転車置き場内に放置した方がいいと、判断したのかもしれないが。
ただ、そんな理由でも違法駐輪すれば、キチンと駐輪している市民はどう思うのか。
事実通路に駐輪している自転車が妨害して、自転車止めから出そうとする市民がスムーズに移動出来ない事態を何回も目撃した。
そんな中、20代の男性が、放置された自転車を一台一台移動させ、空いた規定の置き場に次々と駐輪させていた(エライ!)。なるほど、空いた規定の場所に移動させればいいのかと、感心してみていた。そこで、私も同じ様に行動したため、通路には一台の自転車もなくなった。
午後8時40分頃私が移動させて規定の位置に駐輪した自転車を、駅から降りて来た20代前後の女性が少しけげんな顔つきで探していた。
6時間100円の有料のお金が惜しかったのか、規定の場所がなかったのかは、不明だが。
市政レポートの配布には何の反応はなかったが、(この女性の自由だが)税金を使って整備した施設を使用・受益している市民の側に、ほんの少しの公共心が欠けている。
誰でも便利に使用出来ることの実現には、自分以外の人も便利に使える状態を市民自身が心がける意識がなければ維持できない。
今日も5時間の市政レポート配布が、12時過ぎの最終の上り電車の通過で終了した。
           (9月6日)(裏へ)
会話の作法を学んでからにして下さい

一昨日の夜の駅頭は、せんげん台駅東口で午後7時から午前0時まで5時間を実施。
夜になっても気温が下がらず、蒸し暑い。
午後11過ぎ団塊の男性から、階段を降りて来るなり、いきなり私を指差し、何を言っているのか分からない、と例の様に捨て台詞。
「大変遅くまでお仕事ご苦労様です。市政レポートを配布しています。気を付けてお帰り下さい」と、呼びかけ市政レポートを配布。
このどこが何を言っているのか、わからない、となるのだろう。そもそも、何の挨拶もなく、人を指さし無表情でクレームを言う姿勢そのものに対話をする意思が全く感じられない。
私は即座に、そうですか、と笑顔で応じている。しかし、それ以上の会話はなくそそくさと去っていった。
この人もまた、政治家への不信と自分には到底出来ない、コツコツとした地道な活動への怨嗟なのか。(まず、よく知らない他人に話し掛ける作法や礼儀を、学んでから話したら、との言葉を飲み込んだ)      (9月7日)

今日は救急の日(9月9日)

今朝の駅頭は、越谷駅西口で実施。
台風一過の秋晴れだが、気温は高い。午前7時前、いつもの様に大型犬と散歩中の30代前半の男性と挨拶。
その後1時間程して戻って来られて1000円をカンパ箱に。
この駅での駅頭では必ず同額を頂いている。心に沁みる。大切に使わせて頂きます、と心で手をあわせる。
市内の6駅何処でもそうだが、必ず差し入れやカンパを頂く市民がおられる。
そして、何百人もの市民から挨拶や声が掛かる。
更に、市政レポートも受け取らず、挨拶もしない市民の中にも、人知れず応援して頂いている市民がいることを、私は承知している。
常に一人一人の市民にまず向きあうことが原点であり、例えクレームの捨て台詞の市民からも学ぶべきことは多い。
今日は救急の日のため、越谷市職員がポケットティッシュを通勤客に駅前で配布していた。
午前8時過ぎに越谷市の担当部長が職員と話した後、近づいて来て、このティッシュを差し出し、救急の日を教えて頂いた。
本日午前10時から本会議で一般質問の3日目を迎える。         (9月9日)

   いきなり バーカとは、何ですか?

昨夜の夜の駅頭は、大袋駅西口で、午後7時から午前0時までの5時間を実施。
時折激しく雨が降りつけたり、すぐに止んだりの天気。
午後11時過ぎに階段から、多くに乗降客とともに降りて来た30代前半のサラリーマンが、自分の時計を見て、私に向かって、いきなり怒鳴った。
「何時だと思っているんだ。バーカ」と。
ちょっと、バカとは何ですか、バカとは、とこちらが対応すると、逃げるようにそそくさと足早に去っていった。
このため、更に追いかけたが振り向かない。
最近この手の市民に駅頭でよく出会う。
共通しているのは、私と正面から話そうとしない。
常に捨て台詞だ。文句があるなら、私はキチンと聞くつもりなのだが、一度もない。
日本社会が営々と築いてきた寛容の精神や自分とは違う他者への包摂が急速に崩壊しようとしていることに危機感がある。
それほど、先行きの不安と目先の刺激以外に気持ちを満たせることがない、市民が大量に生み出されている現実に向き合いしかない。
(9月9日)

一心太助
越谷市議会議員 白川ひでつぐ オフィシャルサイト